企画
テレビが無い為ラジオでしのいでいたのですが室内受信の環境が悪く、ループアンテナ制作に至る、
AMラジオ聞くとデジタルノイズ、インバーターノイズが避けられず室内での感度も悪かった為作ってみる事に、
色々調べてみるうちに普通の同調形ループアンテナはループコイルに接近したところへバリコンが付いていてどうやっても手元でしか操作出来ないという事が判り、なるべくアンテナは条件の良いところへ置いた方が良いだろうという事になり出来れば同調操作は手元、アンテナは屋内の条件の良いところ、若しくは屋外というコンセプトで制作に取り掛かりました。
制作へ、
第一弾として。 先ず、様子を覗うために通常の形のループとバリコンがくっ付いた状態の物を制作、ループは直径30cm位の笊に電線巻きつけたものとバリコンの回路を制作、
結果、バリコン一つでは半分位の周波数しかカバーできなかった為、バリコン2つで1ユニットとした、 当然ながら結果は上々、次の段階へ移行した、
第二弾として。 電子同調回路を制作、電子同調回路と言っても単純にバリキャップ1SV149をアンテナ直下に6本ワンセットで組んだものを先に制作した笊のループへ接続し、(アンテナと同調回路は制作の都合上分離できるようにしていた)3端子電源で作られた電圧を可変抵抗で電圧可変できるようにした物を手元操作として、1.5c2vの同軸に電圧重畳出来るようにしてみました。
電圧重畳なので信号と電源の分離が必要な為、バリキャプ側、電源側へ信号が行かない様にコイル使ってみたり信号側へ電源電圧が行かないようコンデンサーで遮断したりしてみました、
それでも使った3端子電源がロードロップタイプだった為信号が流れ込んで発振してノイズが出.たり、電源側へ信号が流れ込む事でアンテナの受信状態がバリコンと比べて感度が落ちたりと調整に手間がかかりました。
3端子電源の発振止めは3端子のコモンにフェライトビースを入れた事、負荷が軽すぎたので10kΩを負荷抵抗として入れた事。電源回路+、-にコイル、コンデンサーを入れて流れ込まない様にした。同時に感度も上がって対策完了。
第三段。 アンテナ、およびバリキャップの回路はそのままに手元操作部分についての改善を図るべくコントロール電源回路の見直しに着手しました、内容として、 バリキャップへ12V流す電源として9V電池2本を使用するのですが意外と電池の持ちが悪い他、電池代がバカにならないという事から、電流の取れる単三バッテリーを使う事、出来れば4本で何とかしたい、という事で検討に入り出来そうな事から制作へ取り掛かりました、
先ず、単三バッテリー4本動作可能とする為に偶然サトー電子のアナログICの欄で発見したラジオバリキャップ用のインバーターIC(TA81265F)を使い可変にはOPAMP(TA75358P、要はLM358ですね)を使い最終的には動作可能としました、コントローラー側にはバーアンテナを使った誘導アンテナ、直接短波ラジオのアンテナ端子へ接続できるようジャックの取り付け、付帯としてBNCへ接続できるようマッチング(いい加減ですが)の上端子を取り付けてみました。
でちょっと困ったのはTA81265Fで、元々メーカー製造向けの物なので仕様書に載っていた回路の部品に一般では売られていないコイルが使われていた事、結局、3Mhz発振という事でまだ当時売られていたFCZ3.5Mhzでコイルの接続を工夫して乗り切りました、コイルに接続されたダイオード、コンデンサーをコイル毎シールドするとICの取れる電流が多くなる(電圧は単純に周波数で(コイルのコアで)可変)事も判りました。あとはインバーターノイズ対策、因みに現在、サトー電気にTA81265Fの在庫は無いようです。(2017/3/2記)
使用感としてアンテナを屋外におけるので受信状態が良いのと、同調回路の特性が生かされてノイズの少ない、綺麗な音で聞ける、手元でラジオとアンテナをチューニング出来る等操作感も改善して電源の不満を100均の単三バッテリーで経済化したのも良かった。
雑感、最近世界的にラジオはインターネットサイマル放送化される事が多くなり無線局として閉局される事が多くなってる様です、日本ではFMワイドの開局で将来的に中波AMも世界的な傾向でどうなるのか判らなくなって来てるような気がします。
判りずらいですが、以下リンク
http://mendou46382251ao.at.webry.info/theme/bd34105b17.html
https://www.youtube.com/watch?v=19X7gYS58sI
https://www.youtube.com/watch?v=FttfhK5yQME
0 件のコメント:
コメントを投稿